朝から末っ子が、調理をしている。
こってりしてそうなので、味見だけさせていただいた。
海苔に付いた、胡麻油が香ばしい。
午前中は、野郎二人を連れて、竹を採りに行く。
刃物を使うので、長男に作業をさせた。
長男は、オヤジと過ごす時間が昔から欲しかったらしく、末っ子が羨ましかったと言う。
変わり者の自分の過ごし方に、興味を持っていたらしい。
帰り道に、原っぱへ二人を置いていく。
今度は、釣やバッティングセンターにでも、連れて行ってあげようか・・・
午後は、畑のオジサンと再び竹を採りに行く。
今度は本格的な作業のため、疲労した。
蚊がいないし、気温が高くないので、作業はしやすかった。
夕方は、お通夜のため出かける。
帰宅すると、オヤジの晩御飯は、すでにない。
早く休みたかったが、長男の今後について、二人で話し合う。
父親としては、見守るだけ。
本人が、納得出来て後悔しないよう、やりたい事・やめたい事を、苦しくても自分で判断して、決めるようにとだけ伝えた。
両親の指示を受けたい、頼りたいという部分が多少あるだろうが、本人の意思が第一。
責任も自分で。
自分の人生なのだから・・・
頑固な長男だが、大人になるための山場を一つ越えようと、もがいているのが分かる。
何がどうなろうと、夫婦や親子であることは変わらない。
これからも、更に楽しく過ごせることを追求し、長男にも生きる楽しさを伝えてあげたいと思う。